Development Blog

【開発裏話】自分の力で作りたい

『奇跡の探偵』をたくさんの方に遊んでいただき、本当に嬉しく思っています。

このブログでは、このゲームを作りながら思ったことや、
キャラクターやストーリーを作るときに考えていることなどを、少し書いてみようかと思います。
もしご興味があれば、読んでいただければ大変嬉しいです。

『奇跡の探偵』は、基本的に私一人で作っています。
できる限り自分だけの力でゲームを一本作ることを目標に、開発をスタートしました。

もともと、自分が書いた物語を誰かに読んでもらいたい、という想いが原点にあり、
できるだけたくさんの人に、手軽に読んでもらうためにはどうすれば良いか、と考えたところ、
ゲームとしてリリースするという手段に辿り着きました。

仕事柄、プログラミングには慣れているので、その点はあまり不安はありませんでした。
また、昔から趣味で絵を描いており、勤め先のオリジナルキャラクターを作った経験もありました。
それに、これまた趣味でギターやピアノをやっていたので、楽譜の読み書きくらいは出来ます。
ストーリーも、絵や音楽も、それらを使ってプログラムを組むことも、なんとかなる。

何より、『自分が作ったゲームがお店に並ぶ』というのは、子どもの頃からの夢でもありました。
小学生の頃、ノートに自分だけのゲームの設定やキャラクターの絵を描いて、友達と一緒に想像を膨らませて遊んでいました。

やるからには、極力、自分で全てを作りたい。
ゲームに詰まっている、ありとあらゆるものを自分で作ったと、胸を張れるゲームにしたい。
実際、そのようにして作られたゲームが話題になっているのを、ネットのニュースで何度か見かけました。
誰かがやってることなら、自分にもできるんじゃないか。
そう思って、今年の6月ごろから開発を本格的にスタートさせました。

そうしてすぐに、壁にぶつかることになります。
早々に、音楽や効果音を自分で作ることは断念しました。
ネットや本の情報を参考に、見様見真似で作ってみたゲーム画面に、
ためにし自分で作った楽曲を載せてみたところ、そのクオリティの低さに愕然としたのを、覚えています。
満足にゲーム音楽として通用するものを作れるようになるのに、何年かかるだろう。
そう思ったとき、さっさと見切りをつけて、フリー音源を提供してくださるサービスを探す方向に、頭を切り替えました。

音楽を作ること自体が、目標ではないですからね。
ゲームを遊んでもらって、自分が作った物語を読んでもらうことが、目的ですから。
自分が作った音楽を自分で聴いて、いきなり折れそうになった心を、
さっさと方向転換することで、守ったとも言えるでしょう。

ゲーム作りのハードルが決して高くないことは、素人でもわかっています。
挫折するポイントなんて、今後も幾つでもあるでしょう。

できれば、全部自分で作りたいと思う気持ちは、今でもあります。
しかし、それは将来、いつか実現すれば良いことです。
無理をしてゲームがリリースできないという事態は、一番避けるべき。

こうして私は、その後も、何度も壁にぶつかりながら、柔軟に、抜け道を探し、
いつしかゲーム作りを楽しむようになりながら、半年かかって体験版をリリースするに至るのです。